【第4回裾野人】 篠原真至・宏実 充蔵くんありがとうの会

第4回裾野人-main
【不思議な絵本のご紹介】

充蔵(じゅうぞう)くんパパとママは、4年前に充蔵くんを亡くしその一年後に、自費出版の絵本『じゅうぞうかみさまとのおやくそく』を販売を開始しました。
最初は亡くなった充蔵くんの為に300冊を自費出版し身内や興味のある友達に販売したところ、みるみる感動の絵本として広まり即完売となり、再度500冊の絵本を自費出版しました。これまた反響が良く1年で完売状態に。地元ラジオやTV、新聞にも報道されました。
この絵本は、充蔵くんのメッセージとしてこの世に受け継がれ、『胎内記憶・生まれてくる意味・障がい者の気持ち・障がいをもつ親の気持ち・命の大切さ・死後の世界』を物語っているとても深くとても温かく充蔵くんの生きた軌跡がつづられています。
読む方それぞれ温かい『ぬくもり』に、包まれてしまう幸せを呼ぶ絵本なのです。
この絵本は当時4歳のお姉ちゃんが描いた絵と充蔵くんからのメッセージで、1冊の本になっています。

はじめに絵本を出すきっかけはなんでしたか?
9月25日が充蔵の誕生日なんです。
2歳を迎えるので“親戚で集まってパーティーをしようね”って言っていた矢先、9月3日に充蔵が亡くなってしまいました。
1歳の子どもが亡くなってしまったので、寂しいお葬式になるのではないかなと思っていたのですが、サークルに通っていたということもあり、お友達がたくさん参列してくださったんです。
なので9月25日にその友達や充蔵に感謝のありがとうの意味を込めて“ありがとうの会”を私たち夫婦で開くことにしたんです。
その時に、『じゅうぞうかみさまとのおやくそく』という絵本を、1冊作ってみんなに見てもらったんです。そしたら、私も欲しいとたくさんの声をいただいたのがきっかけです。

絵本の内容が不思議なお話しですが
どうやって書かれたのですが?

息子の充蔵が亡くなってすぐに、何かが思い浮かんだというか、聞こえたというか、亡くなった息子がそばにいて話しかけているかのようにメッセージを受け取り、無意識のうちにノートにまとめておいたものを、当時4歳の充蔵のお姉ちゃんの描いた絵と組み合わせたのです。
充蔵との関わりの中にはタッチケア(ベビーマッサージ)や、手と手のお話が主な子育て方法でした。これは充蔵と心を通わせる1つの方法で、とても良かったと思います。
『目も見えない、耳も聞こえない』充蔵の思いや気持ちが肌と肌で触れ合うことや観察することにより、思いや気持ちが心で感じる事が出来るのです。心と心でお話出来るようになるのです。亡くなった充蔵のメッセージを受け取ることができ、「目も見えない耳も聞こえないけど全部心で感じていたよ♡」ということが分かり、絵本が生まれたのです。

絵本を自費出版するうえで大変だったことは?
調べて見たら、自費出版ってたくさんお金がかかるんです。
身内にも相談したら「やっぱり、やめておいたほうがいいんじゃないの?」とか、いろいろな意見があったので、どうしようかと悩んだんですが、翌年の9月3日に300冊だけ出したところ、すぐに完売してしまったんです。300冊でも“どうしよう”と、ドキドキしながら出版したんですが、まだ欲しいと言ってくださる方が多くいらっしゃったんです。
300冊というのは本当にギリギリの最低ラインの部数だったので、「もう300冊だけでは出版は出来ない」と言われてしまい、「500冊だったら」ということだったんですが、そんなに友達もいないし充蔵の本を身内だけではなく、他の人が欲しいとも思えないという考えだったのですが、再度500冊出版したところ、良い絵本だからと、市内公立の幼稚園・保育園や小中学校関係に寄贈していただいた方、タッチケア(ベビーマッサージ)を主管されている方たちのご紹介や、人から人へとクチコミでまたたくまに売れてしまいました。

たまたま次の年に、映画“かみさまとのやくそく”が公開されたのですが、タイトルや内容がリンクしていることもあり、池川明先生や荻久保則男監督とも知り合わせていただき、そこからまたこの本を欲しいと言ってくださる方が増えました。

shinohara

今後の活動と応援してくださる方にメッセージを
この絵本の良さは、絵本を読んだ方々から教えていただきました。
流産や死産を経験した方も「生まれてくる意味」や「かみさまとのやくそくの意味」を知り、勇気づけられ、気持ちが前向きになったという感想をいただきました。
また、子育てに悩んでいる方からも同じく、心が前向きになれたというメッセージをいただいております。
現在は、いろいろな場所でお話をさせていただく機会があり池川先生をはじめ多くの方に「すごい経験をしたね」と言っていただけるようになりました。
娘はその当時のことをもう忘れてしまっていますが、私はまだそういった不思議な力というかスピリチュアルな感覚がまだ少し残っているので、何かのお役に立てればと思っています。

また絵本に関しましても友人が“じゅうぞうくんの絵本応援団”を結成してくださり、私たちの気持ちをさらに前向きにしてくださったおかげで、今絵本の再販に向けて活動できています。ありがとうございます。
「いいね」って言ってくれるのではなくて、「いいね」って言ってくれると同時に本を広めてくださった方が大勢いたんです。それがなければこの本は広まらなかったと思います。
ホント、感謝しかないです。

また、裾野市に引っ越してきて5年になりますが、裾野市は子育てと障がいに対しての支援がすごく充実していましたし市役所の方の対応もすごく親切でとてもありがたかったです。
その感謝に応えるために・恩返しする為に、地域、ボランティア活動にも積極的に参加していきたいと思っています。
「当たり前の普通」は、実は当たり前ではなくて「奇跡の連続」であり、本当に幸せなことなのだと思い、私たちは、今 生きることを楽しみたいと思っています。

【プロフィール】
篠原真至
・充蔵くんありがとうの会 代表
・裾野市東地区オヤジの会 所属

篠原宏実(じゅうぞうママ)
・タッチケア・ハワイアンリトミックNanala
・どっか~ん裾野 共同代表

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